●富士川船頭組合（富士川Free to Flow 実行委員会）

​※富士川船頭組合の​大窪さんから、メッセージをいただいていますので、以下に掲載いたします
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　突然のご連絡、失礼致します。
　山梨県・静岡県の富士川流域のラフティング事業者組合、富士川船頭組合の大窪と申します。
今、私たちで、富士川の利水と環境の問題を改善する為に、署名を集めています。署名収集や拡散にご協力いただけないでしょうか。
 
　山梨県・静岡県を流れる富士川は、かつては日本三大急流と呼ばれ、栄えていた川でしたが、現在の富士川は、「水路発電」用として水量のほとんどを取水されており、川には全流量の1割程度の水しか流れていません。取水された水は、発電用導水管を通り、日の光を浴びずに海に注ぎ込まれます。
 
　流量が少ないことによって、富士川の環境は本当に悪くなりました。私自身は、ラフティング屋の傍ら、野生動物の調査やガイドをするくらいに自然が好きで、藻が腐り、魚が消え、魚を食べる野鳥も姿を消していった今の富士川を見ると、本当に悲しい気持ちになります。
 
　私たちは、今まで20年以上、この問題に向き合ってきましたが、今年度ついにチャンスが訪れました。富士川に河川維持流量が決められることになったのです。ですが、今のままだと、全国平均に満たない少ない水量に決定されてしまう可能性が大きいことが分かりました。
今回の設定で水が増えなければ、次のチャンスは何十年後になってしまいます。
川の水を取り戻す為には、社会の注目が必要です。ですが、この問題を知る人は少なく、危機的状況です。何かできることはないかと、行政に提出する署名を集めることにしましたが、まだ数が少なく、時間がありません。
 
　HPに、この活動の経緯や、署名のデータなどを記載しています。
https://chilloutdoor.jp/fftf/
もし私たちの想いにご賛同いただけるようでしたら、署名の収集や、SNSでの拡散など、ご協力いただけないでしょうか。「富士川Free to Flow」という名前で、InstagramやFBでも発信をしております。どうかよろしくお願いします。

私自身は、山梨県早川町に在住しております。
リニア建設工事が始まり、小学校前に重金属を含む残土が埋め立てられ、ダンプの通り道を川に通すために河川環境はかく乱され、町の景観や自然環境はかなり悪化しています。住民への通知は、全てが決まった後に行われます。
大井川の皆様の運動、先日初めて拝見させていただき、しっかりとした調査や住民の理解など、求めていることに大変共感しました。私も陰ながら応援させていただきます。